13週間、26の教会をつなぐ—天愛祝承子「韓民族選民大叙事詩」韓国教会巡回(総合)

文字サイズ

真の父母様はこれまで、「選民として天に侍る責任を果たさなければならない」と繰り返し語られ、「韓民族選民大叙事詩」教育の重要性を強調してこられた。これを受け、天愛祝承子・文信出宣教師と文信興宣教師による「天愛祝承子 韓民族選民大叙事詩 韓国教会巡回」が、天一国14年天暦2月3日から5月6日(陽暦2026年3月21日~6月20日)まで、韓国全土26地域で行われた。春に始まり、夏の訪れとともに締めくくられた今回の巡回では、両宣教師が約9,700kmを移動しながら全国各地の教会を訪問した。TPマガジンでは、この巡回の全日程を直接取材し、各教会の反応や現場の声を記録した。本特集では、単なる行事報告にとどまらず、祝福家庭が選民としてのアイデンティティーと誇りを改めて確認する意義深い歩みとして紹介する。〈編集部〉

文信出宣教師の巡回 「未来世代とともに築く信仰のアイデンティティー」

文信出宣教師の巡回は、天暦2月2日(陽暦3月21日)、ソウル北部教区・広津大教会から始まった。その後、江東、仁川、南楊州、水原、春川、大田、清州、益山、大邱、海洋麗水、蔚山を経て、最後に昌原大教会まで、全国13の大教会を巡る日程で行われた。

文信出宣教師は各教会を訪れると、まず未来世代を担当する牧会者や教育者たちと向き合った。成和教師や青年担当者など、現場で未来世代を導く食口たちと教育現場の課題について率直に意見を交わした。

宣教師は、未来世代を信仰の中で育てるためには、強制ではなく愛と理解が何よりも大切であり、教えること以上に、自らの生き方で模範を示す姿勢が必要だと強調した。また、中心食口との懇談会では、生涯を教会に献身してきた元老食口たちへ深い感謝を伝え、元老食口たちは長年の信仰生活の中で培った知恵をもって応えた。

未来世代を対象とした講演で、文信出宣教師は、自身が成長過程で経験した信仰上の葛藤について率直に証しした。そして、不完全だった自分を立ち上がらせてくれたのは、食口たちの無条件の愛だったことを打ち明け、未来世代の心を開いていった。

宣教師が講演を通して一貫して伝えたメッセージはただ一つだった。それは、「私たちは皆、天の父母様の子女である」ということである。文信出宣教師は、「アイデンティティーこそが人生の選択を導く基準です」と語り、祝福家庭としてのアイデンティティー、そして「選民」の意味を改めて見つめ直してほしいと呼びかけた。

講演と懇談会の合間にも、交流の場は場所を選ばなかった。ともに食事を囲み、温かいお茶を片手に、文信出宣教師と食口たちは、それぞれが歩んできた人生や、これまで胸にしまってきた信仰上の悩みを率直に語り合った。飾らない対話は世代間の距離を縮め、未来世代に仕える牧会者・教育者たちの決意をさらに確かなものとした。

昌原大教会で出会った未来世代教師のユン・ミジョン氏は、「天の父母様は子どもたちを愛しておられます。その愛を私を通して子どもたちが感じ、さらにその愛が次の後輩たちへと受け継がれていく、真の愛の循環が実現することを願っています。」と語り、「そのような愛を伝えられる教師となれるよう、絶えず努力していきたいです」と決意を述べた。

食口たちからも共感の声が相次いだ。広津大教会の青年、ユ・ジノ氏は、「文信出宣教師のみ言を通して、未来世代が目指すべき方向について深く考えることができました。成和教師として、どのような心構えで歩むべきか、その基準を立てる機会となりました」と語った。江東大教会の青年、シム・ユナ氏は、「真の父母様の心情を感じることができ、教会に対する見方もより前向きなものへと変わりました」と話した。

仁川大教会の青年、アン・ウンス氏は、「未来世代について率直に語り合うことができ、とても意義深い時間でした。仁川の青年たちが進むべき方向について改めて考えるきっかけとなりました」と述べた。また、仁川学生会館の青年、ユ・スンミン氏は、「真の父母様が願われる『人類一家族』のビジョンを改めて胸に刻むことができました。」と感想を語った。

巡回の後半に入っても、参加者の共感は続いた。春川大教会の教会長、チョン・ムンギ氏は、「未来世代への理解を新たにするとともに、親の立場から自分自身を振り返る時間となりました」と語った。横城教会の青年、パク・ミョリン氏は、「休眠食口を愛するためには、まず自分自身が成長しなければならないことに気づきました」と話した。

大田大教会の青年、シン・ドンボム氏は、「ピュアウォーターとしてのアイデンティティーを改めて確立する契機となりました」と述べ、清州大教会の食口、シン・ファジョン氏は、「天の父母様の子女として、お母様のために自分に何ができるのか、自らのアイデンティティーについて改めて考えるようになりました」と語った。また、清州大教会の成和教師、伊藤園実氏は、「愛をもって成和学生たちを包み込める教師になろうと決意しました」と感想を述べた。

広津大教会を出発し、昌原大教会で締めくくられるまで、文信出宣教師の講演は青年たちの心に、「私たちは天の父母様の子女である」というアイデンティティーを深く刻み込んだ。

文信興宣教師の巡回 「祝福家庭としての誇りを胸に、希望を届ける」

文信興宣教師は、首都圏から巡回を始めた文信出宣教師とは対照的に、最も遠方の地域から巡回の旅をスタートさせた。天暦2月2日(陽暦3月21日)、光州・全南・済州教区の長興教会を皮切りに、漣川、東釜山、咸陽、安東、堤川、東海、器興、扶安、西区、衿川、中浪を経て唐津教会まで、大教会ではなく全国各地の小規模教会を訪問した。

草創期の面影を残す小さな教会でも、信仰共同体を守り続けてきた食口たちの精誠は決して小さなものではなかった。東海教会の食口たちは40日間にわたり祈祷と敬礼をささげながら聖殿を新たに整え、咸陽教会の食口たちは120拝の敬礼をもって心を一つにした。また、漣川教会では、食口たちが一人ひとりに電話をかけ、家庭を訪問した結果、普段は20人ほどだった礼拝に50人を超える食口が集った。

文信興宣教師は、聖日礼拝において「韓民族選民大叙事詩」をテーマにみ言を語った。イスラエル民族がいかなる状況にあっても選語り、祝福家庭としての誇りを呼び覚ました。文信出宣教師が未来世代の目線に立ってアイデンティティーを伝えたとすれば、文信興宣教師は、黙々とその場を守り続けてきた先輩食口たちへ、温かな慰めと感謝を届けた。真心から発せられた言葉は、人と人との距離を縮め、心の傷を癒やし、食口たちの胸に深く刻まれた。


礼拝後に行われた中心食口懇談会では、未来世代への思いや共同体の進むべき方向について、活発な意見交換が行われた。文信興宣教師は、子女たちが愛と尊重の中で自ら進むべき道を歩めるよう支えることが重要であると語り、家庭の和を何よりも大切にする文化を築くことを強調した。また、青年や未来世代との集いでは食事を共にしながら、信仰や進路についての悩みに耳を傾けた。

食口たちは今回の巡回を通して、祝福家庭の価値と使命を改めて確認することができたと口をそろえた。長興教会のイム・ジョンスク食口は、「真の父母様の心情をより深く感じ、その愛を分かち合う人生を歩んでいきたいと思います」と語った。漣川教会の青年、ペク・スンス氏は、「社会人になってから自分のアイデンティティーが揺らいだ時期もありましたが、祝福家庭の価値を改めて見つめ直し、ぶれることなく前へ進む力をいただきました」と話した。

東釜山教会長の嶋田浩二氏は、「文信興宣教師の一言一言が心に深く響きました。天の父母様が私たちを見守ってくださっていることを改めて実感しました」と述べた。また、堤川教会長夫妻のチェ・ソンユン氏、成冨惠津子氏は、「食口一人ひとりに真心をもって接してくださる姿に、大きな希望をいただきました」と語った。

巡回後半でも感想は続いた。東海教会の松本祥江食口は、「真の父母様からいただいた愛に報いる人生を歩んでいきたいと思います」と語った。扶安教会長の青野豊文氏は、「天と真の父母様と一つになって生きていこうという決意を新たにしました」と述べた。海洋麗水大教会のチャ・スンヒョン食口は、「私たちは皆、天の父母様の子女であり、真の父母様の真の子女であると教えてくださいました。そのみ言どおりに歩んでいけば、いつの日か人類一家族を実現できると感じました」と語った。

そして最後の巡回地・唐津教会で出会ったオ・ジュヨン教会長は、「困難な時代だからこそ、未来世代の青年たちが祝福家庭の価値とアイデンティティーを確信をもって生きるならば、どのような苦難や試練にも必ず勝利できるという確信を得ることができました」と感想を述べた。

26の教会をつないだ歩み、そしてこれからの旅路

二人の天愛祝承子による韓国教会巡回は、単なる現地訪問にとどまらず、全国各地の教会を結ぶ歩みを通して、未来世代と中心食口がともに信仰の意味を改めて見つめ直す貴重な機会となった。文信出宣教師の巡回が未来世代の教育とアイデンティティーの確立に重点を置いたとすれば、文信興宣教師の巡回は、小さな教会を守り続けてきた祝福家庭の誇りと信仰の実践を改めて確立する時間となった。信仰の深浅も、歩んできた信仰歴も、教会の規模の大小も、天の父母様の前では何ら基準となるものではない。

13週間にわたる今回の巡回は、真の父母様がこれまで強調してこられた「韓民族選民大叙事詩」の価値を全国の教会へ届けるとともに、祝福家庭としてのアイデンティティーと責任を改めて確立する契機となった。未来世代が本来の立ち位置を取り戻し、小さな教会がより力強く歩み始めた今、韓民族選民としてのアイデンティティーを胸に抱く食口たちの新たな旅路は、まさにここから始まろうとしている。

MORE